闇の向こう側で~あなたの光を~



なんか、このまま練習に戻るのも嫌になってきた。

体操服ないし、

めんどくさいし。



寝ようかしら?





「…うっ…」



え?誰?

さっき確認した時は1人しか居なかった。

てことは、奥のカーテンにいた人ね。



「…はぁ、はぁ……っ」


うなされてる…?



悪いとは思いながらも奥のベッドに近付く。

苦しそうなんだもの。

ここで知らんぷりとかさすがに出来ないわよ。



近付くほどよく聞こえる、誰かのうなされてる声。

意を決して声をかける。


「すいません、開けますね」