闇の向こう側で~あなたの光を~






少しすると、バイクの音が聞こえてきた。



あいつらは

外見派手なバイクに乗っているが、

マフラーはそんな改造してねぇ。


あんま迷惑かけないようにしてるしな。



一応、暴走族にも正統派とかあるんだ。






美海「来たわね」


「あぁ」



美海も俺達のバイクの音を

覚えてくれてて聞き分けも出来るようになった。



だから、美海んとこに他の族がきても

恐らく、バイクの音で分かるから

よほどのことがない限りは

家のドアは自ら開けないだろう。




あったら困るんだが。







美海「みんなを迎えに行ってくるわね」


「着いていこうか?」


美海「すぐそこだから大丈夫よ」


「ん」