闇の向こう側で~あなたの光を~


あいつらにそんな気を遣うことでもないのにな。

まぁ、美海らしいっちゃらしいけど。



美海「お菓子、

これくらいでいい?

でも、みんな食べるかしら?

夜ごはん、食べたし………」


「美海、そんな気にすんな」


美海は「そう?ならこれだけにしとこう」と言ってソファに座った。

けっこうお菓子あるな……。


それにしても、デカイな、ソファ……。

一般家庭にはこんな高級そうなもんねぇよ。



美海「龍、座ったら?」


美海に言われて気が付いた。

そういえば、立ったままだった。

いろいろと呆気に取られてたし。


美海は自分が座りやすいように少しスペースを開けてくれた。



そこに座り、

お互いに何を喋るわけでもなく、

ただ優悟達の到着を待っていた。