闇の向こう側で~あなたの光を~







美海「両親ね……。

仕事でね、当分帰ってこないのよ」



嘘だな……。

仕事なんか嘘だろ。

今にも泣きそうだぞ。








ギュッ。







美海「え?」



なんで抱き締めてんだろうな。

壊れそうで

居なくなってしまいそうで

離れてしまいそうで









怖い。











「聞いて悪かった」


美海「ごめんなさい、

まだ話せそうにないわ」


「ゆっくりでいい」


美海「ありがとう」