それからの私の変貌ぶりは、凄まじかった。 『お昼一緒に食べよう』 『デート行かない?』 『授業、二人でサボっちゃおうか♪』 先輩のそんな可愛い願いに全て答えた。 授業なんか、一度もサボったことがなかった私は、友達にもビックリされた。 『いいじゃん!先輩に答えられる限り、私は答えたいから。』 そう言うと、友達二人はそっか、と安心したように笑った。 ─そう。 可愛い願いだったのだ。 …最初の頃は。