いつか君と


初対面の人と知らない部屋で二人だけって辛いな…。

自己紹介とかしたほうがいいよね…?


「あ、あの、光井柚希です。八幡さんと同じ高校の2年です。」

「に…2年生!!」


急に焦り始めた男性が、おずおずと自己紹介をした。


「えと…R高校の佐久間裕人です。い、一年です」


僕はさっきから後輩にお前呼ばわりされてたのか…。

まぁ今全力で謝ってもらっちゃってるし、いっか。


「裕人って呼んでくださいね」

「あ、うん。」


すると直ぐに、裕人は話を始めた。


「今日は林檎のことで話があるんですけど、少し時間とりますが…」

「うん、いいよ」


おい自分、良くないだろ…、


「えっと、林檎が男苦手なの知ってますよね?」

「うん」

「あれの理由を知った上でお願いがありまして。」


あれの理由…。全く想像つかないな


「林檎を守ってやって下さい。」

「は、はぁ」

「今から林檎の過去のこと話すので、真剣に聞いてくださいね」