「うん!実は、今日で私達、1ヶ月記念なんだ!だから、プレゼント!」

「あ、ごめん、気づかなくて...」

申し訳なさそうに、私の顔を見る。

「いいよ、そんなこと!私があげたかっただけだから!それとね、お願いがあるんだけど...」

「ん?なに?」

「そのキーホルダー、実はね、お揃いで買ったの。だから、一緒につけてもいいかな?」

私は、鞄から自分の分を出すと、陸くんに見せた。