わすれなぐさ 本当のすき。

「あの、一緒に帰らない?」

私は、陸くんの顔を見ずに、
下を見ながら、カバンの持ち手に力を入れた。

「ん、」

陸くんから出た声にびっくりして、ぼーっとしていると、

「一緒に帰るんでしょ?」

と声がした。

「あ、うんっ!」

私は、急いで動き出した陸くんについていった。