「い、やじゃ、ない」



顔が赤くなっていくのがわかる。



「んじゃ、おやすみ」



ギュッと抱き締められ、スースーと寝息が聞こえ始めた。



「寝るの早」



絋君て、案外子供っぽいんだね。



「おやすみ、絋君」



そのまま目を瞑り、ゆっくりと意識を手放した。