中学生に上がり、お義父さんのことを本当のお父さんのように思い始めたとき。 お母さんが昔の友達と旅行に行った。 その夜、お義父さんが豹変したんだ。 「雪乃」 呼ばれてお義父さんのところへ行った。 「なに?」 目の前に立つと、いきなりお義父さんに腕を引かれた。 「お義父さん……?」 私の顔はお義父さんの胸にくっついた。 昔はいっぱい抱きついていたし、今更なんとも思わなかった。