「先輩」 「ん?なに……」 振り向いた瞬間、俺は先輩を抱き締めた。 「ちょ、え、隼人くん?」 腕をグイグイ押すけど。なにそれ、本気で押し返そうとしてるの? 「ねぇ、初めてあったとき言ったよね」 「な、にを……?」 「可愛いって。あれ本気だよ?でも今は“好きだ”」 抱き締めていた腕を緩め、顔を持ち上げると見事に真っ赤。 「ちょ、アハハ…なに、言ってるの?やめてよもー……」 困惑しながら無理に笑う。 ドサ…… 「え……」