「ひゃあ!」 突然そんな声が聞こえた。 「や、ぁ」 声のする方を見ると、先輩と兄貴がいちゃついていた。 兄貴が先輩の後ろから腰に手を回し、首に顔を埋めている。 あーあ、ホントムカつく。なんで兄貴なんだよ。 俺だって好きなのに。 兄貴なんかより俺の方が……。 なんて、考えるだけ無駄か……。 そんなイチャイチャしている声をよそに、俺はテレビをつけた。