「あ、俺何組か知ってる?」 「知らない」 「五組だから。いつでも来てな?」 えっ。待って。五組って。 「同じクラス……?」 私も五組。 でも廊下では見かけることはあったけど、教室では見てない。 「はははっ!もしかして、同級生と勘違いされてる?」 「えっ?違うの?」 首を傾げて聞いてみるとまた笑われた。 「待って待って!俺、二年だよ?一応先輩っ!」 ……。 「えぇっ!?」