頭は真っ白になり、体は崩れ落ちそうになった。 すぐさま仁さんがいる病院へ行った。 「仁、さん……」 集中治療室にいた。 あぁ、嘘じゃないんだ。 本当だったんだ。 俺は、涙も流さず、ただただ呆然と立っていた。