「うん。あの時から、ずっと嫌いだった。
お義父さんのせいで男の人が怖くて話もできなかったの」



少しきつめに言う。



普段の私だったら、こんなこと言えないな。



でも、今私の隣には絋君がいる。



ずっと強く手を握って、離さない。