「あのバカップルが別れたぁーーーーーーっっっ!?」 早朝から響き渡る、親友の声。 「しぃーーーっ!!あずさ、声おっきいって!!」 「だってだって!」 ぎゃんぎゃん騒ぐあずさの横で、腕を組んでいたレイちゃんが口を開く。 「しかも次のお相手は……」 ふたりの視線は、机に突っ伏して、ガーガー寝ている駿太に注がれる。