「もっと右、右!」


「はぁ!?ここはもっと左だろ!」


「なんでよ!あたし、クマが欲しいって言ったのに!」


「え?ブタじゃねーの??」


「ブタだけはイヤだって言ったんだよ!」


「うー、ならもーちょい待ってて。そこら辺のベンチにでも…」


駿太は、UFOキャッチャーに張り付いたまま、後ろのベンチを指差した。