通学恋愛

「渚、もう大丈夫か??」


「渚」。呼び捨て……。


さり気なさすぎる優しさと呼び捨てに、胸がキュッとなった。


「大丈夫だよ、「駿太」!」



「良かった」



また向けられた笑顔。


に、たまらなくなって、あたしは駿太の背中に思いっきり抱きついた。