しばらく歩いて、校門まで来たとき。



「だあっ!!!」



駿太が、急に変な声を出した。

 
「…なに??」


冷たい眼差しを向けながら、聞いてみた。


「オレ、帰ってきた日に渚とそのまま帰れるように、学校に自転車置いてんだった!!」


一気に笑顔になる駿太。


あたしもつられる。


「ホント!?」


「自転車置き場いこーぜ!」


でかした駿太!!


これで、久しぶりに駿太の後ろ乗れる!