外に出てみると、日はすっかり暮れていた。
 

シュンくんに声をかけられた時はまだ、青空の真っ昼間だったのに…。


駿太の茶髪が、金髪になった。


それもまた、久しぶりで嬉しくなる。


「明日からは、オレも一緒に補習三昧だ…」


頭をかきながら、駿太が笑った。


「レイちゃん、超かしこいから、教えてもらったら?

あたしがオススメしますよ」



「そうしようかな。多分…オレには相当スパルタなんだろうけど……」


今度は、肩を落としながら、軽く笑う。