「だって…やっぱり、自転車自分でこぐの、しんどいし!」


「オレの役割、自転車こぐだけ!?」


「8割そーだよね」


「ひどい…まあ、いーや…」


泣き真似をする駿太を見て、自然と口元が緩んだ。


そうだよ、あたしは。


笑わせてもらうってゆーより…。


勝手に笑うほうが好きだもん。