通学恋愛

「どうしたんだよ?最近変すぎるってお前」


「なんでもないよ…」


ダメだ。


駿太にバレたらきっと、別れなきゃいけなくなる。


そんなの嫌だ…。



灰色の世界が、徐々に揺らいでくる。


いきなりあたしの肩から手をおろした駿太は、一言つぶやいた。