そのキャンプファイヤーの火で肉焼いたり魚焼いたりしながら、アウトドアな夕食をとる面々。

「で…鬼龍ちゃんも瑠璃にずっと付き合って修行手伝ってたの…?」

リィの問いかけに。

「あぁああ、う、うん、そうアルッ、修行の手伝いアル」

上擦った声で答える鬼龍。

瑠璃の顔をオパーイに挟んでたなんてとても言えない。

瑠璃も気まずい顔をしている。

「シルヴィちんと咲花ちんは楽しんだ?」

野菊の質問に。

「んだ!おれ、楽しかった!」

両手を目一杯伸ばして『楽しかった!』を表現するシルヴィ。

「鬼ごっこ楽しかったし、かくれんぼ楽しかったし、龍之介の変身かっこよかっ…」

「シルヴィちゃんっ」

咲花が慌ててシルヴィの口を塞ぐ。

何となく秘密にしておいた方がいいと気を回したのは、咲花個人の判断。