まぁ何だかんだでお腹も膨れ、各自の弁当箱も空っぽ。

瑠璃一味は揃いも揃って健啖家だ。

食事が終わり、オヤツの時間となった訳だが。

「えっへっへぇ」

鬼龍がガサゴソとオヤツを取り出す。

「実は…こっそり300円以上オヤツ買ってきたアル。この新製品のチョコ、一度食べてみたかったアル」

早速新製品の味見を…とパッケージを開けかけた鬼龍に対し。

「没収っっっっ!」

シンが背後から取り上げる!

「あっ!シン何するアル!返せアル!」

「何言ってんだ鬼龍!お前世界を滅ぼす気か!…危ねぇ危ねぇ、世界滅亡の危機は、勇者の息子であるこのリィシン=グリフィノーによって未然に防がれたぜ…」