恋色青空




「おまたせ。由紀。」



私が購買で例のパンを買ってる間に、
由紀はいつもの場所にスタンバイしてた。


周りにはいつも以上にカップルがたくさんいて、
いかにも私たちに見せつけてるかのようにしている。


きっとあの人たちも教室にいられなくなったんだろうか



「みてみて!今日も頑張ってキャラ弁作ってきちゃった!」



嬉しそうにお弁当箱を開けてみせる由紀。
私と違ってやっぱり由紀は料理が何倍も上手い。


手先が器用じゃない私にとってはこんな可愛らしいものなんて作れない。ただでさえ普通の弁当を作るだけでも苦労するんだから。


由紀は将来いいお嫁さんになりそう。



「めっちゃすごいじゃん。」


「でしょ~?、先輩にも見せてこようかな」


「きっと先輩も褒めてくれるんじゃない?」



由紀には昔から憧れてる先輩がいる。


付き合ってるとかそういうわけじゃないと思うんだけど
由紀にとってその人は、なくてはならない存在・・・らしい。


最近になってよくお弁当をキャラ弁にしたりと女子力は断然上の上。
私なんかよりずっとずっと可愛くていい子。


そんな由紀がいつも輝かしく見えてる。