午前の授業を終え、やっとお昼休みになった。
英語の説教もそこまで長くなかったし、反省文も1枚でOKだった。
毎回説教を受けてる私だから先生も、もう期待しなくなったんだろう。
それはそれである意味良かったかもしれない。
そう思いながら晴れた暑い日の外をじっと見つめた。
暑いけど今日も外でランチできそう。
「由紀、今日も外でご飯食べようか?」
いつもの決まり言葉。
教室でランチなんて息苦しくて食べれない。
女子高生が机をくっつけて大勢で食べるなんて
私にはきっと最大の難所だと思う。
そんなことしたら話に入れなくて気まづくなりそうだから。
そんな私の気持ちを察して
由紀はまた今日も「うん!そうだね!」と嬉しそうな顔で返事をした。
まるでやんちゃな犬みたい。
「じゃあ私購買で買ってくるから先にいつもの場所で待ってて」
「わかった!待ってる!」
大抵私の学校の女子は滅多に購買でお昼を買わない。
女子力向上のためかみんな気合を入れて弁当を作ってるらしい。
そんなことに興味がない私としてはただの無駄な作業。
むしろ小学生の頃の遠足以来弁当なんて作ったことがない。
早起きが苦手な私には無理な話だと思う。
「あった。これこれ。」
私は購買で一番人気の焼きそばパンを手にとった。
どこにでも売ってる焼きそばパンだけど、私はこういう普通の物が大好きだった。
キラキラしてるものより、何もないシンプルのものの方がスッキリしてて落ち着くんだ。
