「可哀想なのは君だけじゃない」 そう言われても仕方がなかった。 あの頃の私は まだ幼かったから…。 あの頃の私は まだ何もわからなかったから…。 そんな言い訳が通用するはずもなく 時間は1秒1秒時を刻みながら過ぎて行く。 神様はとても残酷だ。 私の大切な物ばかりを奪っていくんだ。 でも、でも。 もう一度だけ叶えてくれるのなら。 私のかけがえのない¨勇太¨にもう一度だけ会わせてください―――…。