「そんなに買うんですか…?」
「当たり前やー‼︎」
この声…
喋り方…
まさか…
あいつらじゃないよな…?
おれは、声がした方を見た。
あいつらがいた…。
ありえねぇ…。
何回会うんだよ…?
夏樹「悠斗ー?」
「あ?」
店員「二万八千円です」
二万⁉︎
そんなに買ったのか⁉︎
おれは、カードを置いた。
店員「こ、このカードは…‼︎」
店員、驚いてるな。
「一括で」
店員「は、はい‼︎」
俺が出したカードは…
珍しいものだ。
持っている人は…
金持ちと言われてる。
夏樹「さすが、悠斗ー」
「うるせぇ。てか、そんなに買うなよ…」
美結「あれ?悠斗ー?」
チッ
見つかったし…。
夏樹「ん?あれー?黒竜だ〜」
夏樹は、笑みを浮かべてるが…
目は、笑っていない…。
哉太「悠斗、そちらの方は?」
「…仲間だ」
ピクッ
こいつらが反応したのがわかった。
夏樹「てか、弱そうだね〜」
響「なんだと⁉︎」
「うるさい。ここは、店だ」
こいつらが騒ぎ出したから、注目されてるんだよ…。

