美月「…お兄ちゃん…」
美月は、遠い目をしている…。
本当になにがあったんだ…?
俺は、ここの学校じゃないからわからないな…。
ハッキング…
一瞬、頭に浮かびあがった…。
だが…
美月の兄をハッキングするなんてことは…
俺には…
出来ない…。
ガラッ
後ろでドアが開けられる音がした…。
美月は、びっくりしたように後ろを見た。
そこには…
黒髪の男がいた…。
誰だ…?
黒髪「美月さん…“あいつ”がすみません…」
“あいつ”…?
もしかして…
「さっきのやつの知り合いか?」
俺の予想だとな…。
まだ、本人に聞いてないからわかんねぇけどな…。

