「で?」
直也の頭には、ハテナがいっぱいあるな…。
「ここに呼んだ理由」
直也「あ…忘れてました…えーと…担任には、気をつけてください」
担任?
あぁ。あいつか…。
「わかった」
美月「てか、もう授業サボろうよ‼︎あの担任の顔、見たくないし」
美月は、あいつのこと嫌ってるのか…。
こいつらが言うんだから、俺も警戒しとくか…。
「てか…担任のこと、ハッキングしたら?」
俺の言葉にみんなが「あー。なるほどー‼︎」と声を揃えた。
なんで、直也もハッキングの存在を忘れてたんだよ…?
直也「では、ハッキングします」
直也の顔がなんだか、嬉しそうだ…。
夏樹「僕、お菓子食べたい〜」
美月「さっき、食べてなかった?」
夏樹って本当にお菓子好きなんだな…。
「飴ならある」
夏樹「ちょうだい‼︎」
いや、あの…
夏樹さん…。
目が輝いてるんだが…?
俺は、夏樹の手に飴を乗せた。

