お父さんが認めれば、山田君は天使のま
まで居られるらしく、山田君は今でも、
天界と下界を行き来出来る。
だから山田君は時々、天界に行く。
山田君は、日本で仕事をしながら、天界
でのトップも務めるという荒業をしてい
た。
本当に、山田君はなんでも出来ちゃうん
だ。
そして今日は山田君に呼ばれて、山田君
のマンションに来ていた。
ちなみに、山田君の日本での名字はその
まま山田君だ。だから山田レオンってい
う、ちょっとちぐはぐな名前なんだ。
「どうしたの……山田君……」
眠い目を擦りながら、そう訊く。
もうお互いベッドの中で裸でも、照れな
いくらいの関係になっていた。……山田
君は最初から照れてなかったけど。
山田君が、私の瞼に1つキスを落とす。
それから、ふわりと微笑んだ。


