【完】恋のキューピットは山田君!






あれ、ちょっと待って?


私って先輩のこと守るイメージなの?普
通逆じゃないの!?



「ちょーーーっと待ったぁ!!」



その時、スパアァァン!!と物凄い勢い
で扉を開けて、そう乱入してきたのは。



「フェロモン先輩!」



大分お久しぶりな、フェロモン先輩だっ
た。



今日も相変わらず、このクソ寒い季節に
、超ミニスカに、第二ボタンまで開けた
ワイシャツと、フェロモンを放出しまく
っていた。



「ねえ、一つ提案があるんだけど」



ふふふ、と妖しく笑いながらそう言った
フェロモン先輩。



そんなフェロモン先輩を、怪訝そうに見
やる山田君。



「合コンしましょう!」



そして、フェロモン先輩はいきなりそん
な事を言い出したのだった。