私の大好きな声が聞こえたと思ったら、体を後ろに思いっきり引っ張られて、胸の中に抱きしめられた。 「藍・・・。」 「おう。大丈夫だったか瑠奈?」 「うん。ありがと」 「おい、お前ら。人の女に手ぇ出すとはいい度胸してんな?とっとと失せろ。」 そう冷たく言い放った藍。 怖っっ。 チャラい男の人は 「なんだよっ。男いんのかよ。」 そう言って立ち去って行った。