今から大浴場に行こうか…。 しかし一人で行くのはちょっと抵抗がある。 想汰辺りでも誘おうかと思ったが、彼の部屋番を昴は知らない。 結局、もう寝ようという結論に至った。 一応鍵は開けておいて、昴は自分のベットに体を沈める。 不思議とすぐに眠気が襲ってきた。 またあの夢を見るのだろう。 最初の頃はかなり悩んでいたが、今ではどこかその夢に安らぎすら感じてる。 「…結海」 昴は静かに目を閉じた。