倉庫から出た三人を待っていたのは、白い制服を着た船員だった。 他の船員とは少し違った装飾を施された制服を着て、あからさまにむすっとした表情をしている。 「立ち入り禁止と言う文字が見えないのかね」 昴と亜希子は同時に想汰を見る。 そもそも彼らをつれてきたのは一番の年長者でもある彼だ。 だが想汰はしれっとした口調で。 「すみません」 と一言だけ謝って何事もなかったのように船員を通りすぎようとする。 「いやちょっと待て」 あまりの堂々さに船員は慌てて想汰の肩をつかみかかった。