「…そうか。やっぱりそうか」 想汰は一人で納得し、きびすを返した。 「あ、え!?待ってください!」 「………」 追おうとした昴の足元に、数個のひしゃくが当たった。 昴はそれを見て、少し考えるそぶりを見せた。