「そんなことないよ。 オレが一番に想うのは結海しかいない。 彼女は気のいいただの後輩」 「それもそれでどうかと…。安部は報われないな」 「言ってる意味理解できないよ」 ジタバタと手足を動かし離すよう訴える。 想汰はまだ納得いかなそうだったが、やれやれと肩をすくめ手を離した。 船に乗り込み荷物を部屋に置くまで、昴は拗ねたようにそっぽを向き想汰と話そうとしなかった。 それを見て、想汰は憤慨するでもなくやっぱりまだまだ子供だなと呆れるのであった。