昴はたまに、自分の思い浮かんだ倫理を想汰に話すことがある。 それは自分の論理が正しく通っているか確かめるためだ。 想汰は厳しく言葉に容赦がないので、それが逆によい話し相手になる。 それに正直、想汰ぐらいしか昴の脳内に理解できないのだ。 水谷や結海も昴の足りない言葉を理解できるが、やはり彼の思考速度についてはいけない。