水谷は悔しそうに歯噛みした。 「俺はバカだ…。友人をひどい目に遭わせて傷つけた。昴もバカだよ、友情とか、そんなの気にせず…俺を見捨てればいいのに」 「昴さんはそんなことしません」 水谷の言葉を、亜希子がはっきりとした口調で否定した。 彼女がこんなにも強い目をするのをはじめて見た水谷は、驚いたように目を丸くする。