・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 神崎結海と俺は幼馴染みだった。 家が近所で、結海はよく俺の家に来つ一緒にご飯を食べていた。 つまり同じ釜の飯を食った仲間、だ。 正直意味はよくわからないが。 結海の家はなんか複雑で、それでも結海は元気に笑って、俺はそんな結海の笑顔をが好きだった。 幼馴染みとしての好意が、いつしか神崎結海という一個人に向けられた。 だが俺がそれに気づいたのは、つい最近。 高校の時の同級生の言葉からだ。