「なぁ…昴。俺がさっきここに来るまで何してたと思う?」 突然の話の切り替えに、昴は何も考えず首を左右に振る。 「この船を、沈めようとしたんだよ」 「!」 昴は驚愕した。 そんなことをすれば、どれだけの被害が出ると思ってるのか。 下手をしたら、死人が出るかもしれないのに。 「……そんな…何を……っ、お前はッ何をしてるか理解してるのか!?」 やっとおもいで声を出す昴に、水谷はハッと笑い返す。