「…ならお前は、なんでここにいるんだよ…?」 昴は一瞬何を聞かれたか理解できないという顔をした。 「そんなの水谷を探しに来たに決まってる。だから早く行こう。もうすぐ沈むかもしれない、はや」 バシッ 水谷は昴が伸ばした手を払いのけた。 予想以上の強い力に、昴はついたじろぐ。