「どういうことだ……?」 「おや、あんたは知らなかったんですか」 そう言うが想汰はまだ疑いの目を宮野に向けている。 水谷はまだ一言も発しなかった。 「夜番のやつが…妙にそわそわしてたのは気になったが、大方幽霊騒ぎのせいだろうと…」 「そうですか…。まぁあんたは責任感強そうだからそんな不祥事隠したりしませんでしょう」 「ははっ」