雪村さんも一緒に行きますか?と問われ、昴は少し考えてから頷く。 「他のみんなは、そこにいるのかな?」 「まばらですけど…」 「そう。なら、よかった」 今はこの不気味な廊下から、早く抜け出したい。 人が大勢いるところに行けば、少しは安心できるだろう。