「森永さん、愛梨は一人っ子ですっごく寂しがり屋な子なんです。小さい時はオレが一緒にいてあげられたけど、今はお互い忙しくてずっと一緒にいてあげられないから、血は繋がってなくても愛梨にお兄さんができてよかった!これから愛梨のこと、よろしくお願いしますねっ」
そう言って、冬弥さんに頭を下げた蒼甫に、また心臓がズキンと痛くなった。
お互い忙しくて……って、忙しいのは蒼甫だけじゃん。
わたしは忙しいことなんて、なにもない。
彼女に会うのに忙しいから、わたしとは会ってられないってことなんでしょ?
そうなら、そうって言えばいいのに。
勝手に、わたしを巻き込まないでよ。
蒼甫には、付き合ってる彼女がいる。
そう言って、冬弥さんに頭を下げた蒼甫に、また心臓がズキンと痛くなった。
お互い忙しくて……って、忙しいのは蒼甫だけじゃん。
わたしは忙しいことなんて、なにもない。
彼女に会うのに忙しいから、わたしとは会ってられないってことなんでしょ?
そうなら、そうって言えばいいのに。
勝手に、わたしを巻き込まないでよ。
蒼甫には、付き合ってる彼女がいる。

