千夏さんの言うとおり、炒めてたら生姜のいい香りがしてきて、それだけで食欲が湧く気がしてきた。
「じゃあ、お肉の色が変わったから、料理酒結構入れるよ。はねるから、気を付けてね」
「はぁい」
と、千夏さんが料理酒を入れた途端パチパチっという音と蒸気で、わたしは自然と下がってしまった。
「じゃあ、ここに醤油とみりんと砂糖を同量入れるよ」
「それだけ?」
「うん、これで具は完成」
「カンタン!」
「でしょ?」
これで煮詰めれば、肉うどんの具は完成するらしく、初めてのわたしでも作ることができた。
「こっち煮詰めてる間に、汁作っちゃおうね」
「うん」
「お水計って、お鍋に入れて、昆布入れて出汁取るよ〜」
「弱火?」
「そう、ずっと弱火で、少しお湯から小さな泡が出てきたら早めに取っちゃうの。あ、わたしはね?」
「そうなんだぁ」
昆布で出汁って、取ったことなかったかも。麺つゆだけで、温かい汁物を食べてたから…。
「千夏さん、この昆布どうするの?」
「あー、これ?これってさ、人によっては佃煮にしたりするらしいんだけど、こんな小さな昆布佃煮にしたって仕方ないでしょ?でも捨てるのも、もったいないじゃない?だから、わたしは……」
ん?と首を傾げると、千夏さんは小さな昆布をまな板に置いて、包丁で半分に切ると、そのまま口に運んだ。
「食べちゃいます!」
「えぇっ?!」
「じゃあ、お肉の色が変わったから、料理酒結構入れるよ。はねるから、気を付けてね」
「はぁい」
と、千夏さんが料理酒を入れた途端パチパチっという音と蒸気で、わたしは自然と下がってしまった。
「じゃあ、ここに醤油とみりんと砂糖を同量入れるよ」
「それだけ?」
「うん、これで具は完成」
「カンタン!」
「でしょ?」
これで煮詰めれば、肉うどんの具は完成するらしく、初めてのわたしでも作ることができた。
「こっち煮詰めてる間に、汁作っちゃおうね」
「うん」
「お水計って、お鍋に入れて、昆布入れて出汁取るよ〜」
「弱火?」
「そう、ずっと弱火で、少しお湯から小さな泡が出てきたら早めに取っちゃうの。あ、わたしはね?」
「そうなんだぁ」
昆布で出汁って、取ったことなかったかも。麺つゆだけで、温かい汁物を食べてたから…。
「千夏さん、この昆布どうするの?」
「あー、これ?これってさ、人によっては佃煮にしたりするらしいんだけど、こんな小さな昆布佃煮にしたって仕方ないでしょ?でも捨てるのも、もったいないじゃない?だから、わたしは……」
ん?と首を傾げると、千夏さんは小さな昆布をまな板に置いて、包丁で半分に切ると、そのまま口に運んだ。
「食べちゃいます!」
「えぇっ?!」

