そうだよね、自分が社長してるんだもんね。そりゃあ、見慣れてるよね。
「今、風呂入れてくるから、愛梨は、ちょっとこっち来て」
「あ、うん…」
冬弥さんと一緒に脱衣所に来ると、備え付けのバスローブを手渡された。
「そのままじゃ気持ち悪いだろ。バスタオルまだあるから、これでカラダ拭いて、それでも着とけ。オレは風呂入れたら、そっち出るから」
「……ありがと」
冬弥さんはお風呂をセットすると、そのまま部屋へと出て行った。制服を脱ぎ、受け取ったバスタオルでカラダを拭くと、あの気持ち悪い感がなくなった。
Sサイズのバスローブを羽織って、濡れた髪を丁寧に拭く。どうせあとでお風呂に入るからと、髪は乾かさずに冬弥さんがいる部屋へと私も行くことにした。
「こっち来い」
「…うん」
出てすぐに冬弥さんが気付いて、私を手招きして呼ぶ。場所はベッドの上。なんとなく、座りづらいけど冬弥さんなら大丈夫かなと、景色が見えるほうを正面に二人並んで座った。
「で、なにがあったの」
「……聞くの早いね」
「じゃあ、いつ聞けばいい?」
「……わかんない」
「茶化してる?」
「してないよ」
茶化してはいないけど、すぐ本題に入るのって、なんか仕事みたいっていうか取り調べみたいで、少しだけイヤだった。
「今、風呂入れてくるから、愛梨は、ちょっとこっち来て」
「あ、うん…」
冬弥さんと一緒に脱衣所に来ると、備え付けのバスローブを手渡された。
「そのままじゃ気持ち悪いだろ。バスタオルまだあるから、これでカラダ拭いて、それでも着とけ。オレは風呂入れたら、そっち出るから」
「……ありがと」
冬弥さんはお風呂をセットすると、そのまま部屋へと出て行った。制服を脱ぎ、受け取ったバスタオルでカラダを拭くと、あの気持ち悪い感がなくなった。
Sサイズのバスローブを羽織って、濡れた髪を丁寧に拭く。どうせあとでお風呂に入るからと、髪は乾かさずに冬弥さんがいる部屋へと私も行くことにした。
「こっち来い」
「…うん」
出てすぐに冬弥さんが気付いて、私を手招きして呼ぶ。場所はベッドの上。なんとなく、座りづらいけど冬弥さんなら大丈夫かなと、景色が見えるほうを正面に二人並んで座った。
「で、なにがあったの」
「……聞くの早いね」
「じゃあ、いつ聞けばいい?」
「……わかんない」
「茶化してる?」
「してないよ」
茶化してはいないけど、すぐ本題に入るのって、なんか仕事みたいっていうか取り調べみたいで、少しだけイヤだった。

