蒼甫の名前を出すと、優ちゃんは急に顔色が悪くなった。優ちゃんも、わたしが蒼甫にずっと片思いしてることは知っていたから。もちろん、彼女がいることも知っている。
「だけどね、冬弥さんのことも、気になるの…ドキドキするっていうか…わたしって、おかしいのかな…二人とも、っておかしいよね……」
「んー、そんなことないんじゃない?好きな人に彼女がいたらさ、やっぱりどこかで諦めなきゃって思うじゃない?そこに、チガウ人が入ってきたら気になるのは当然だし、愛梨はおかしくないと思うよ?」
そうなのかなぁ?でも、優ちゃんの言うとおり、蒼甫のことはどこかで諦めなきゃって思ってる。どう頑張ったって、蒼甫がわたしに振り向くことなんか100%ないんだから。
でもだからって、冬弥さんに、なびくのは卑怯な気がする…。気持ち的に仕方ないのかもしれないけど、自分がサイテーに思えて仕方がない…。
「でも、あんなにイヤがってた愛梨が好きになっちゃうとはねぇ〜」
「ま、まだ好きになってないもん!」
「はいはい、それも時間の問題じゃないの〜?」
「………」
優ちゃん、楽しそうにしちゃって…!ニヤニヤしすぎだよ!!もう…。
「はぁ〜、ついに愛梨もオンナになるんだね〜」
「え?オンナって……っ、優ちゃん!?」
もう、変なこと言わないでよ!!冬弥さんと、そんなことするわけないじゃん!!抱きしめてくれたりは、今後もあるかもしれないけど…それ以上のことは、しないもんっ。
「ちゃーんと、報告するのよ?」
「なっ、なにを!」
「オンナになったら!」
「な、ならない!!」
「いーや、なるね。冬弥さんハタチでしょー?あー、オトナっていいなぁ!リードしてくれるんだろうなぁ〜」
「優ちゃん!!」
もう…。想像しすぎだよ…。だから、ないってば!リードとか、わたしには、そんなの関係ないもん…。
「だけどね、冬弥さんのことも、気になるの…ドキドキするっていうか…わたしって、おかしいのかな…二人とも、っておかしいよね……」
「んー、そんなことないんじゃない?好きな人に彼女がいたらさ、やっぱりどこかで諦めなきゃって思うじゃない?そこに、チガウ人が入ってきたら気になるのは当然だし、愛梨はおかしくないと思うよ?」
そうなのかなぁ?でも、優ちゃんの言うとおり、蒼甫のことはどこかで諦めなきゃって思ってる。どう頑張ったって、蒼甫がわたしに振り向くことなんか100%ないんだから。
でもだからって、冬弥さんに、なびくのは卑怯な気がする…。気持ち的に仕方ないのかもしれないけど、自分がサイテーに思えて仕方がない…。
「でも、あんなにイヤがってた愛梨が好きになっちゃうとはねぇ〜」
「ま、まだ好きになってないもん!」
「はいはい、それも時間の問題じゃないの〜?」
「………」
優ちゃん、楽しそうにしちゃって…!ニヤニヤしすぎだよ!!もう…。
「はぁ〜、ついに愛梨もオンナになるんだね〜」
「え?オンナって……っ、優ちゃん!?」
もう、変なこと言わないでよ!!冬弥さんと、そんなことするわけないじゃん!!抱きしめてくれたりは、今後もあるかもしれないけど…それ以上のことは、しないもんっ。
「ちゃーんと、報告するのよ?」
「なっ、なにを!」
「オンナになったら!」
「な、ならない!!」
「いーや、なるね。冬弥さんハタチでしょー?あー、オトナっていいなぁ!リードしてくれるんだろうなぁ〜」
「優ちゃん!!」
もう…。想像しすぎだよ…。だから、ないってば!リードとか、わたしには、そんなの関係ないもん…。

