何度でも

資料室に入って地図がたくさん置かれていたところに持ってきた地図を置く。


さっさと帰ろう。


そう思ってドアの方を振り返ったとき、ドアのところに人がいた。


その人を見た瞬間、私は心臓が止まるかと思った。








「圭吾……」






思わず名前を口に出してしまった。


そう、そこにいたのは圭吾だった。