卒業式の日がやってきた。

わたしたちは、廊下に並び体育館に入場し、


卒業証書をもらい、一人一人想いを発して、教室に戻った。



教室に戻ると、先生が


「お前ら…が……いなく…なっ…たら…俺は…悲しい…けど頑張っ…て、べんきょ…うを頑張るん…だぞ」


そう言いながら先生は泣いていた笑

みんなが、先生を慰めるような感じになっている。



わたしは呆れたように見ていた。


そして、帰りにハヤトと帰っていてハヤトが

「俺ら…本当に大丈夫だよな…」


隣にいたわたしにも聞こえないような声でポツリと呟いた。


もちろん、わたしは聞こえてない。


ーー…

家の前まできて、


「じゃーね。ばいばい」


わたしがニコッと笑って言うと


「うん、またね」

と言ってくれた。